地の声(ちのこえ)

偉い人の声は天の声。庶民の声は地の声

ビットコイン

なぜこんなに騒がれているのか理解できません。

仮想通貨には大きく二つの問題点があります。

私たちは、命の次に、お金を大切にしますが、1万円札は、

1万円と印刷された、ただの紙切れです。

そんな紙切れを得るために、好きでもない仕事を、毎日しているのです。

こんな紙切れに価値があるのは、国がその紙きれの価値を、保証してくれているからなんですね。

国の保証が担保されているのです。

ですから、経済が破たんしたり、戦争がおこったりで、国の存続が危ぶまれる事態になれば、その国の通貨は、大暴落します。

国の担保が、期待できなるからですね。

通貨の発行権というのは国の最も大切な権限の一つで

だからこそ、英国は、ユーロ圏に加入してもポンドは守ったのです。

これはブレグジッとなどとは違う次元の話です。

ビットコインンは、その価値を誰が、どの国が保証してくれるのでしょうか。

どうも、それを扱う人たちの相互の信頼関係でなりたっているようです。こんなものは、通貨とは言いません。

だから、仮想通貨なんですね。

信頼しあう仲間同士で、送金や決済を行うのであれば

それは便利で安くできて良いでしょう

だから、そいした世界を作ってその中だけでやって下さい。

もう一つの問題点は

これが、現実の通貨とリンクしていることです

ビットコインを入手するにはどうするか

私設のビットコイン取り引き所なるものがあって

今日の相場が70万円なら、70万円を持っていって

そこで1ビットコインと交換するらしい

ビットコインと言っても、それは仮想通貨だからネット上にのせられる

ということらしい。

まず、通貨に相場があるということが理解できません。

1万円を半年持っていたら10万円になるなどあり得ません

なぜこういうことが起こるかと言うと、

まるっきり実態のない空気のようなものが現実とリンクしているからです

株や金相場の様なものだという人がいますが

全く違います

株は現実の企業の価値を値段で表したものですし

金は、世界に何万トンあるか知りませんが、現実に存在するものです

10万円で買った1ピットコインが70万円になったので

現金に交換したいときには、この取引所に行けばよいのでしょうか。

取引所は、10万円頂いて、70万円お返しするのですが

そのお金はどこから出てくるのでしょうか。

高くかった人のお金を回すよりありません。

安くかった人が、高くなったときに現実のお金に交換しに来る時は

高くかった人のお金を回す。

まさに自転車操業です。

ビットコインが高くなっている間は、自転車操業ができますが

このことに皆が気づいて、一斉に払い戻しに来たらどうしましょう

相場は代暴落です

これって、よくある投資詐欺と変わらないと思うのですが